東の横綱は今も健在か?~強羅花壇宿泊記

今回は箱根の超有名高級旅館「強羅花壇」に宿泊しました。強羅花壇と言えば東の横綱ともいわれる超有名な高級旅館です。強羅の宿でここを知らないとい人はいないでしょう。芸能人、実業家、リッチな外国人観光客にも大人気です。ところが、インターネットで口コミを見ると、やれ高飛車だの値段に見合っていないだの、一見さんに厳しい、料理がまずいなどの悪評も見られます。管理人は箱根には他にお気に入りの宿があるので今まで利用したことがありませんでしたが、毀誉褒貶の激しさに興味を覚えて予約をとりました。果たして真相やいかに。

敷地に入ってすぐに感じることですがとにかく広いです。そして建物からリッチな感じが漂ってきます。駐車場の車は外車だらけ。これは舐められてはいけないと田舎者のつまらないプライドを発揮して少し服装を正して足を踏み入れました。

強羅花壇の歴史は古く、昭和5年に閑院宮載仁親王が夏の避暑用に岩崎康弥氏所有の土地を譲り受け、箱根の強羅の地に別邸を建設。戦後、この強羅の土地を強羅花壇創業者の手に委ねたそうです。平成元年に全面改装を経て、現在の強羅花壇が誕生したといいます。バブル期の建物ですからまさに驕奢の極みといった印象ですね。

こちらのレトロで素敵な建物は旧閑院宮別邸だそうです。現在は、「懐石料理・花壇」として利用されており、こちらでお食事をいただくこともできます。

施設は本館と離れにわかれています。こちらが本館でチェックインとチェックアウトはこちらで行いました。

こちらが離れです。今回はこの離れの貴賓室「残月」に宿泊しました。ぼけっと突っ立っていたらスタッフの方に声をかけてもらいチェックインに…。

貴賓室「残月」

こちらが残月です。雰囲気はとても良いと思います。ここまでは特に不満は有りません。

入ってすぐはこのような感じです。掃除はしっかりされていたと思います。

部屋に入るとすぐにウエルカムドリンクとお菓子が。いいじゃないですか~悪評を書きこんでいる人たちは何が不満だったのか?

では部屋を見ていきましょう。「残月」の広さは85平米で決して狭くはありません。こちらの部屋で朝夕の食事をいただきました。

ソファに座って庭を眺めることができます。

生憎と景色が寂しい季節に泊まることになりましたが旧宮家のお庭ですから一見の価値はあるでしょう。

書を嗜むスペースもあります。わざわざ旅館に来て書を嗜む人がいるのでしょうか。

管理人には書の心が無いので写真を撮るだけにしておきました。

布団を敷いてもらった部屋から見るとこのように。2つの布団を敷いていただきましたが生憎と連れはおりませんので…。

「高級旅館」という感じがしますね。

窓の向こうに見えるのが「月見台」と露天風呂です。やはり楽しみなのは露天風呂ですね。

この手のものも完備されています。

少し困るのが枕元の近くにはコンセントが見当たらなかったことです。まあこれはやむを得ませんね。

こちらがドレッシングルーム。使い勝手は良かったと思います。

こちらがトイレです。清潔感がありました。

こちらアメニティです。福美水とは嬉しいですね。

一通りそろっており、特に不満は有りません。

ここにも福美水

寝間着に

バスローブに

浴衣に…

なかなか気がきいているのではないでしょうか?おろしたての新品のように美しい…というわけではありませんが不満はないでしょう。

内風呂と露天風呂

ドレッシングルームの隣がお風呂場です。こちらが内風呂になります。少し古さを感じさせますが何も不快感は有りません。ここから外に出ると露天風呂となります。

こちらがシャワースペース

そしてこれが露天風呂です。

露天風呂の隣にはお月見を楽しめるスペースがあります。

テラスに露天風呂、いいですね。嫌いじゃありません。

ただ、この露天風呂はハッキリ言って狭いです。身長の高い方は肩までゆっくり浸かることは難しいのではないでしょうか?それにどこか薄汚れていてHPに掲載されている写真のイメージと違うことは否めません。もう少し優雅に露天風呂タイムを楽しめるのかと思いましたが、とりあえず腰を下ろして湯につかることは出来るという程度のものでしょうか。

内風呂は狭さを感じさせるようなことはありません。

露天風呂からの景色はこのような感じになっています。これに関しては季節によってはかなり素敵な光景が広がるのではないでしょうか。

冷蔵庫の中身をチェック

では恒例の冷蔵庫チェックです。ジュースにお茶にコーラに…

日本酒にワインにビールにと揃っています。ただ、高級旅館にしてはフツーな感じですね。

そして残念ながら冷蔵庫の中身は有料で別途料金がかかります。それなりの値段なんだから無料だろうと思っていましたがアテが外れました。コーラ一本が540円!こんなところでも高級さを発揮しています。まあこの程度でガッカリする人はこんな旅館には泊まらないのでしょう。

食事へ

さてお次は有色です。懐石料理で有名な宿ですから本命はこれといっても過言ではないでしょう。

高級料理に早くも感動!とはいきませんでしたが、掴みはそんなに悪くなかったと思います。ただ絶品かと言われると…。

管理人はここで「ん?」と感じてしまいました。なんと言いますか、全体的にみずみずしさが感じられず”乾いている”ような感じがしたのです。料理が自慢の高級旅館とのことだったので期待し過ぎだったのかもしれませんが…。

こちらもなんとも言えない味でした。別に不味くはないのです。ただ「こんなものかなあ?」という感想が頭に浮かびます。

箱根の旅館で刺身の美味しさを追求する必要は無いと思うのですが、こちらのお造りは無難な味でしたね。

こちらの西京焼きは美味しかったです。

これは何がなにやらよくわからない味でした。別に不味くはないのですがパッとしない感じです。

このお肉は美味しかった。いや、良い肉を使っているのだから不味いはずがないのですけどね。

ご飯とお味噌汁です。白い綺麗なお米がいいという人は不満かもしれませんが、管理人はこちらの方が好きなので気にはなりません。漬物は美味しかったです。

デザートの水菓子ですが、残念ながらこれはあまり美味しくありませんでした。というより不味かったです。コンビニデザートの方が美味しいと思います。

夜食におにぎりをいただきました。ただ、飯粒がとても冷たかったです。明らかに作り置きしてあったものだと思います。出来ることならお願いしてから握ってほしかった…。

こちらは朝食です。朝からメロンがついてきました。

メインはオムレツとウインナーをお願いしました。これは美味しかったです。

パンもいただきました。味は可もなく不可もなくと言った感じです。

朝食は割と簡素な感じでちょうど良い量でした。朝からお腹いっぱい食べる人はあまりいないと思うのでこれぐらいでよいのではないでしょうか。

強羅花壇は評判倒れなのか?

これはとても難しい問題だと思います。と言うのも、令和元年の今となっては日本全国各地に強羅花壇と同じような高級志向のデザイナーズ旅館が数多く存在しているからです。言うまでもありませんが、施設は新しければ新しいほど綺麗で使い勝手もよくなるわけです。そういったライバルたちと比較してしまうと強羅花壇の設備はやや劣っているように感じられるのかもしれません。また、料理についても舌が肥えてしまうと「こんなものなのかな?」という感想を抱いてしまうこともあるでしょう。インターネット上にある悪評も理解できるような気はしました。

そうは言っても建物はとても豪華で見ごたえがありますし、敷地内を散策できるだけの広さもあります。ある種のバブルの残り香のようなものを感じることも出来、決して来訪して損はしない宿のはずです。また、スタッフの態度が悪いとか一見さんに厳しいとの評も見られますが、少なくとも管理人はそういった印象は受けませんでした。まあ、素っ気ない印象はありましたが、やたらとなれなれしくされるよりは良いのではないでしょうか。

こちらは有名なガラス張りの廊下です。とにかく豪華の一言につきます。問題は、今回のように10万円以上のお金を払って泊まった価値があったと感じられるかどうかでしょうね。一泊10万円ともなれば庶民にはそうそう利用できるものではありませんし、相応の期待をして強羅花壇に足を運ぶことになるでしょう。その際に、「えっこの程度なのか」と他の宿と比べてガッカリすることはあるかもしれません。とは言え、決して悪い宿ではないのです。ライバルがどんどん増えて苛烈な競争にさらされている…といった感じでしょうか。

施設データ・宿泊料金・アクセス情報

客室数 全39室 / 離れ・貴賓室は露天風呂付き

チェックイン 15:00 / チェックアウト 11:00

〈泉質・効能〉
泉質 …弱アルカリ性単純温泉、無色透明
効能 …冷え症・疲労回復・婦人病・神経痛

宿泊料金

離れ貴賓室「残月」 120,840円~(税別)お一人様 1泊2食付

【電車】

JR新宿駅-私鉄小田急電鉄特急ロマンスカーで約90分箱根湯本駅下車-私鉄箱根登山鉄道強羅行きで約35分強羅駅下車-徒歩約3分
JR小田原駅よりタクシーで40分

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