東北のコスパ最強宿を発見!「別荘佳景」宿泊記

今回は岩手県盛岡市繋字上野にある「別荘佳景」の宿泊ブログです。部屋は「露天岩風呂・展望内風呂付きスイートヴィラ」です。こちらの宿は全6室のみ、全室露天岩風呂付という豪華なヴィラです。東北の宿はなかなか訪れる機会が無い為、今回は連泊しています。二日間で体験したコスパ良すぎなサービスの充実っぷりをお伝えします。

温泉求めて遠く奥州の岩手まで

この日はやや天気が悪く、前日は荒天だったために果たして無事にたどり着けるかどうか不安だったのですが、盛岡駅から車で約40分ほどで到着しました。流石雪国というべきか、路面の凍結対策や除雪も完璧なのですね。

こちらが今回お世話になる「別荘佳景」の宿泊棟です。贅沢な一棟貸しで広々とした空間を独り占めできます。滞在中に隣の棟がうるさかったというようなことはありませんでした。

到着早々に雄大な景色に目を奪われました。都会の喧騒とは無縁の素晴らしい雰囲気です。

とても静かな落ち着いた場所で身体を休めるにはぴったりと言えるでしょう。

贅沢な一棟貸しヴィラへ…

「別荘佳景」の部屋は完全に独立した一棟貸しです。管理棟とも完全にわかれているので誰にも邪魔されることなく過ごすことが出来ます。

こちらが畳8帖の居間です。食事は全てここでいただくことになります。

大きな窓からは湖側の景色を眺めることができます。

加湿空気清浄機もちゃんありました。

大型のテレビもあります。が、ここでテレビを見てしまうのは勿体ないでしょう。とんでもないものがありますからね。

部屋そのものは簡素な作りです。無駄な華美さなどはなく、落ち着いて過ごすことが出来るでしょう。

こちらが寝室です。二人分の布団をしけるぐらいの広さはあったと思います。

寝室にも空気清浄機が

寝室から居間を見るとこんな感じです。広いですよね?

オールインクルーシブ!究極のおこもりを実現する数々のサービス

いつもの冷蔵庫チェック…といきたいところですがなんか色々あります。

まずはウォーターサーバーです。これが置いてある宿は珍しいです。

コーヒーメーカーもちゃんとあります。

そしてお菓子もあります。これだけで二日はいけそうです。

そして冷蔵庫の中には大量のアルコールが!もちろんジュースやお茶もあります。

おつまみまで入ってます。
なんとこれ、全部宿泊料金に含まれているのでどだれけ飲み食いしても追加料金はかかりません!かなり凄いです!

しかも、このようにルームサービスでお願いすれば補充してもらえるんです!これも宿泊料金に含まれています!いくらなんでも充実しすぎでは!?都内のシティホテルや箱根の宿でこんなものを頼んだら数千円はしますよ…。

まずは広すぎる内風呂をご覧ください

こちらがドレッシングルームです。脱衣所を兼ねているのですが広いですね(笑)

めちゃくちゃ普通な洗面台です。このあたりは無駄なコストを削っている感じはありますね。まあ洗面台が豪華さはそこまで意味はないですから…

スキンケア用品はHIBAでした。

アメニティは最低限と言う感じでしたが、これもお願いすれば補充してもらえます。

では、内風呂と露天風呂を見ていきます。もうこの時点で異様な広さが伝わってきませんか?

これが内風呂です。ひ、広い…。広すぎます。

管理人の身体で広さを伝えたいところなのですがそれは難しいので…。とにかく十分に体を沈められる広さです。

無論、専用の源泉による100%かけ流しの温泉です。

もちろん洗い場は独立しています。お子さんの身体を洗うのも簡単です。広いので…

でかすぎんだろ…驚愕の客室露天風呂

これが客室付きの露天風呂です…。はい、写真におさまりません。広すぎて。

マジで広いです。これもうプールですよ。そのへんの旅館だったらこれが大浴場の広さです。

プールかと思うような広さです。深さもそれなりにあるので小さいお子さんは足をとられないように注意しなければいけません。

どれだけ広いのか?ホームページの説明によりますと

内風呂は大人3人、露天風呂は大人8人が肩があたらず、足を伸ばして入れるような広さです。部屋備え付けの浴室としては東北随一と言われることも多いです。ぜひご体感いただければと存じます。(引用元:https://www.bessou-kakei.jp/room.php)

大人8人という表現は決して誇張ではないと思います。マジでそれぐらいは入れます。なんなら広すぎてちょっとお湯がぬるく感じてしまうポジションすらありました。広すぎて湯が冷めてます。

そして何より風呂から楽しめる景色がヤバイ!

岩手山から秋田駒ケ岳へ連なる山々が一望できます。抜群の観望です。写真を何枚か載せます。

もうこのお風呂と景色だけで「来て良かった!」と心の底から思いました。

日本の”宿らしくない”食事のシステム

さて、「別荘佳景」は全て部屋食となっていますが、その配膳方法などが少し変わっています。

まず基本的なメニューが決まっており、追加で注文をしたい時はタブレットや電話で連絡をします。

このように、準備に時間を要するその日のおススメメニューもあらかじめ用意されているので、指定した時間に先立って注文をすることになります。

連泊する場合は昼食も頼めます。こちらは無料となっております。

そして食事は部屋の外まで運ばれてきます。スタッフの方との接触は一切ありません。

このように運ばれてきますね。スタッフの方が関与するのはここまでです。あとは自分で部屋の中に食事を運び、食べ終わったら食器を外に出します。シティホテルのルームサービスに近い形ですね。料理の説明などはありません。

夕食・昼食・朝食

これが一日目の夕食。まずは先付や御造りですね。

サラダに…

刺身です

スタッフの方から直接の説明は無いのですが、このように説明書きをいただくことができます。

しばらくすると追加で注文した料理とご飯と汁物が運ばれてきました。

奮発してあわびとステーキを頼んでしまいました笑

このお米がマジで美味しいです。炊き方も良いのでしょうね。ついつい食べ過ぎてしまいそうになりました。「ryugon」で食べた白米に匹敵する美味さです。

これが二日目の昼に頼んだ昼食です。そばとサーモンの漬け丼ですね。

美味しいですし、結構なボリュームがあります。これが無料サービスと言うのがまた凄い…。

こちら朝食です。朝食も夕食昼食と同じように部屋の外まで運ばれてきます。

メニューは一般的な和朝食ですね。

漬物、納豆、味噌汁もちゃんと出てきます。

味噌汁は冷めないようにポットに入って出てきました。ありがたい気遣いです。

で、この米!これがまた美味い!塩味がきいていていくらでも食べられます。ここをリピートし続けたらデブ一直線かもしれません。

一日目、二日目の食事はこのような感じです。配膳方法は全て同じです。そして肝心の味なのですが、まずは米はめちゃくちゃ美味い!これは確実です。ただ、その他の料理についてはやや意見がわかれるかもしれません。ライブキッチンで調理されたものに比べると出来たて感はありませんし、贅を尽したという感じもありません。独自色の強いテーマがあるようにも思えず、盛り付けたに恐ろしいほどにこだわったようなコース料理と比べると見劣りはするでしょう。料理がメインの宿とは言い難いと思います。

とは言え、決して味が悪いというわけではありませんし、豊富なメニューが揃っているのはとても嬉しいです。何よりも宿泊代金にほんの少し追加するだけでこのボリュームの食事を楽しめるのは驚きです。圧倒的なコスパの良さを体感できるでしょう。

コスパ最強宿を見つけてしまった…

総評すると、コスパ最強宿を見つけてしまった…という印象です。

まず、この巨大な露天風呂と絶景だけでも十分にお金を払う価値があります。全く経験したことがない豪快な風呂でした。

そしておこもりを実現する為の各種サービス。これが至れり尽くせりでこちらが恐縮してしまいました。もちろん、追加料金を要するものもあるのですが、宿泊代金に含まれている部分があまりにも大きいのです。

スタッフの方々も大変親切で不満に思うことは一切ありませんでした。もし、箱根あたりでこのサービスを実現しようと思ったら倍の宿泊代は必要になるような気がします。とにかくコスパ良すぎの最強宿でした。

データ・アクセス

チェックイン:15:00~20:00
チェックアウト:11:00
客室数:6室
ペット:不可

泉質・効能
アルカリ性単純硫黄温泉(低張性ーアルカリ性ー高温泉)
自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害・うつ状態など)、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症、筋肉痛、関節痛、神経痛、冷え性、胃腸機能の低下、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息または肺気腫、痔の痛み、疲労回復等

【電車の場合】
・東北新幹線 東京 ⇒ 盛岡:約2時間30分

【バスの場合】
・盛岡駅バスターミナル ⇒ つなぎ温泉:約40分

盛岡駅バスターミナル10番乗り場から、
「つなぎ温泉行き」「鶯宿温泉行き」バス乗車、
「つなぎ温泉」バス停下車。
つなぎ温泉バス停から徒歩15分。

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