今回は岐阜県岐阜市湊町にある「長良川温泉十八楼」に宿泊したブログです。日本三大清流の一つとして知られる長良川を目に前にする伝統と格式ある宿です。創業150有余年とのことで古めかしい外観を想像していましたが、これが意外とモダンな雰囲気の宿でした。
落ち着いた雰囲気の岐阜市へ
岐阜市といえば美濃斎藤氏のちに織田信長が治める城下町として発展したことで知られています。管理人は何度か観光に訪れていますが、とても静かで落ち着いた雰囲気の街です。
名古屋のベッドダウン的な性格が強いとされていますが、見るべきものは非常に多いですし、街の至るところで歴史と文化を存分に感じられます。ただ宿に泊まるだけではなくぶらりと街に出るのもよいでしょう。
創業150年の十八楼
十八楼は創業150年の歴史を有する超老舗旅館です。あの松尾芭蕉もこの宿を訪れたことがあるんだとか。
立地は長良川のまさに目の前、JR岐阜駅からタクシーで15分ほどです。長良川鵜飼観覧船乗り場が宿の近くにあります。
落ち着いた雰囲気のロビー
チェックイン・チェックアウトともに一階のロビーで済ませます。
コーヒー無料のカフェラウンジ
ロビー階にはラウンジがあります。ここではコーヒーやオレンジジュース、炭酸水などを無料でいただけます。
中央にドリンクコーナーがあり、こちらにあるものは全て無料です。
ラウンジはこんな感じの雰囲気です。滞在客が少なかった為かとても静かで落ち着いていました。チェックインカウンターがすぐ傍にあるのですが驚くほど静かです。
なお、有料とはなりますが、ジンジャーエールなどの各種ジュース、お酒などもいただくことができます。
ラウンジから眺める景色もかなり素敵なので、滞在中にぜひ利用することをお勧めします。
特別室「清涼の間」
管理人が宿泊したのは特別室「清涼の間」です。十八楼では最上級グレードの部屋となっており、露天風呂付客室です。最上階・1室限定。言うまでもなくおひとり様OKです。
部屋に入るとすぐにウェルカムドリンクをいただけました。この和菓子はとても美味しかったのでおみやげに購入しました。全くの余談なのですが、西洋菓子よりは和菓子の方が余分な油なども少なく糖質を効率的に補給できるそうですね。受験勉強等には和菓子が最適?
「清涼の間」はこんな感じになってます
まず入口がこのような感じに。部屋の広さとしては12畳+次の間6畳で無駄に広くもなく狭くもなくという感じでしょうか。
HPには部屋食の指定はできないとありましたが、夕食はこちらの部屋でいただくことができました。とても静かで落ち着いた空間です。他の宿泊客の声などは聞こえませんでした。
ふすまを開けるとそこは縁側になっています。そしてこのカーテンを開けると…
目の前に長良川がドドン!とあらわれます。これはなかなか凄いですね。本当に川沿いに建っている宿なのです。
窓からは長良川と街並みを見渡すことが出来ます。こんな景色を眺めていたらあっという間に時間が経ってしまいますね。
部屋の中から写真を撮ってみますとこんな感じに。
ちょっと身を乗り出してみると鵜飼観覧船のりばが目の前にあることに気がつきます。長良川の鵜飼といえば全国的にも有名ですね。
長良川を眺めながらゆっくり浸かれる露天風呂
さて、隣の部屋が露天風呂となっているのですが、なんと湯上りに涼む為のスペースも有りました。
管理人はこういったものをあまり利用しないのですが、今回は少し試してみました。意外と悪く無いかも…?
こちらが露天風呂となっています。完全な露天と言うよりは半露天に近いでしょうか?雨の日でも問題なく入れますね。
湯船はそれなりに広くやや体格が大きめの人でもゆったりくつろげると思います。
ちなみに、お湯は自分ではります。熱ければ水を入れて調節することが出来ます。
湯船がいっぱいになるまでに少し時間がかかります。露天という特性上ほったらかしにしておくと湯が冷めてしまいます。
自分が入りたいタイミングを考えてお湯をはることをおススメします。
湯船から見える景色はこんな感じです。
夜になるとまた雰囲気が変わります。地方都市の夜景は明かりが優しいですね。都会のギンギンギラギラした夜景も嫌いではないですが…。
また、一応露天風呂にもシャワーがあるのですが、身体を流す時はこちらのシャワーブースを利用した方が良いと思います。狭いですが…。
シャンプー・リンスなどはPOLAでした。ホテルでよく見るやつですね。最近はオリジナルブランドを利用する宿も目立ちますが…。
冷蔵庫を発見!!
もちろん冷蔵庫の中身チェックを忘れてはいけませんね!
しかし、何も入ってませんでした!自分で買っていれなさいとのことです。ロビー階などに自販機があるのでそこで買いましょうね。
お待ちかねの夕食です
さて、お待ちかねの夕食です。夕食付プランを煩わしいと感じる方も多いようですが、管理人は絶対につけたい派です。ちなみに朝食はバイキング形式だったので撮影は断念しました。
前菜です。小奇麗な盛り付けが出てきました。
まあ前菜と先付なのでボリュームはありません。サーモンの南蛮漬けは美味しかったですね。意外と普通かな?と思ったのですがこの後が素晴らしかった。
いよいよメインにうつります。
このお吸い物がとても美味しかったです。一杯しかないのが残念なぐらいでした。
おつくりに関しては可もなく不可もなくといった感じです。ただ鮮度は保たれていると思いました。
この飛騨牛ローストビーフはマジで美味しいです。やっぱり岐阜に来たら飛騨牛は食べておきたいですね。
そしてこちらの十八楼名物「飛騨牛の牛鍋」が本当に素晴らしい!いや、量はないんですよね。それでも本当に美味い。
ご覧くださいこの柔らかそうなお肉を!いつかお腹いっぱい、もう要らないと感じるぐらいに飛騨牛をほうばってみたいものですね。
きました!アユの塩焼きです!管理人の鉱物が次から次へとでてきますね。管理人欲張りセットと勝手に命名しました。
長良川の天然鮎だそうで、脂がよくのっていてマジ美味です。
次に出てきたのは飛騨牛シチューです。これも濃厚で素晴らしい味です。
〆は鮎雑炊です。お米は岐阜県特産品のハツシモを使用しているそうです。正直、お米の味はよく分からないのですが、美味しいことは確かです。
お漬物と一緒にいただくと本当に美味しいです。糖質制限のことはいったん忘れましょう・・・。
デザートは白桃でした。これも岐阜の名産品なんでしょうかね?
暇なので館内をブラブラとうろつきました
御覧の通り、十八楼には大浴場があります。実はこの大浴場が大変有名なのですが、今回は事情があって入ることができませんでした。皆さんはぜひ利用してみてください。
一階ロビーにはお土産コーナーがあります。
どれも美味しそう…。一応購入しましたが、普段の管理人は糖質制限を心掛けているのでバカ食いするわけにもいきません。
十八楼の歴史を知るコーナーがありました。創業150年というのはなかなか凄いですよね。近代日本の生き証人と言えそうです。
とにかく観望が素晴らしい宿です
目の前に長良川というとにかく観望が素晴らしい宿です。岐阜市の魅力がぎゅっと詰まった宿とも言えそうです。宿に頼めば観光ガイドを用意してもらうことも可能です。岐阜の観光拠点としては最適な宿と言えそうです。勿論、岐阜には他にも素晴らしい宿があるのですが、管理人としてはここをお勧めしたいですね。
施設データ・アクセス情報
室数:全97室 ペット:不可 お子様:可
チェックイン15:00~22:00
チェックアウト~10:00
岩盤浴・サウナ情報
■岩盤浴: なし
■サウナ: なし
■大浴場の数: 12
■温泉: あり
■かけ流し: なし
■にごり湯: あり
■補足事項: 加温、加水
■露天風呂の数: 3
■温泉: あり
■かけ流し: なし
■にごり湯: あり
■補足事項: 加温、加水
泉質・効能
■温泉の泉質: 単純鉄冷鉱泉
■温泉の効能: 神経痛/関節痛/冷え性/疲労回復/リウマチ性疾患
アクセス
JR岐阜駅 名鉄岐阜駅より路線バスにて約15分 長良橋バス停下車