湯河原の良質空間~奥湯河原 結唯-YUI- 宿泊記

今回は神奈川県湯河原にある「奥湯河原結唯-YUI-」に宿泊したブログです。湯河原は高名な温泉地なので数多くの良質な旅館があることで知られていますが、そのなかでも高級志向の旅館のひとつです。部屋数は全11室で本館和室の「結唯 -YUI-」離れ「秀邑 -HOMURA-」一棟貸しの離れ「紫葉-SHIYOU-」にわかれています。言うまでもなく、一棟貸し離れの「紫葉-SHIYOU-」が最も価格が高いです。今回は離れ紫葉にある「朝葱-asagi-」という部屋に泊まりました。

神奈川県足柄下郡湯河原町宮上、都会の喧騒から離れた静かな場所にあります。離れも道路に面してはいますがひっきりなしに車が行き交いするということは無く静かな時間を過ごすことが出来ます。

自然に囲まれた環境にあることがお分かりいただけるかと思います。

朝葱-asagi-

こちらが今回宿泊する「朝葱-asagi-」です。一棟貸しの施設を贅沢に使うことが出来ます。

まず部屋に入るとこのような感じになっています。まずは一階から見ていきましょう。

右側には畳のスペースがあります。食事は食事処でいただくことになるのでここはあまり使用しないかなとは思います。

ここでウエルカムドリンクとお菓子をいただきました。

テレビはここにありますが、滞在中に見る機会はあまり無いと思います。

椅子に腰かけて渓流を眺めるスペースも

一階の外にはこんなものが

目の前の渓流を眺めながらここで時間を潰すのもよいでしょう

ちなみにこれは足湯となっています

一階の庭からはこのような形式を楽しむことが出来ます。

聞こえてくるのは川のせせらぎだけです。不快な音が一切ありません。この日は宿泊客が少なかったのか人間の声も耳には入りませんでした。

部屋のすぐ外は自然そのものです。

ベッドルームは2階にあります。枕元にコンセント完備です。

ベッドルーム専用の加湿器もちゃんとありました。

寝転がってみるとこのような感じになります。テレビなどは無いのでここではただ寝るだけですね。

客室付き露天風呂

お風呂場も2階にあります。ドレッシングルームは非常に清潔でゴミ1つ落ちていませんでした。

配色もデザインもとてもオシャレです。使い勝手も良かったと思います。

ローション、シャンプー、コンディショナーと一通り揃っています。

アメニティ類も揃っています。個人的にはシェービングクリームとシェービング後のローションがあったことは嬉しかったですね。意外とどちらかひとつしか置いていない宿も多いので…。

さてお待ちかねの露天風呂です。浴槽はかなり広いので身長が高めの人でも十分に足を伸ばしてゆっくりとつかることが出来ると思います。古くから「傷の湯」と呼ばれているそうで、打ち身や切り傷、手術跡のはやい回復などに効能があるそうです。

体を洗うスペースも十分に確保されています。腰かける場所があるのもありがたいですね。

お分かりいただけるかと思いますが浴槽の3分の1ほどが外へ向かってせりだすような形になっています。

浴槽から身を乗り出すとこのような景色を楽しみながらお風呂につかることができます。まあ、こんなところから落ちる人はそうそういないと思いますが、一応は注意した方がいいかもしれませんね。

浴槽から部屋の中を眺めるとこのようになっています。すぐ傍にトイレもあります。

ミニバーをチェック

さて忘れてはいけないミニバーチェックです。管理人が「結唯-YUI-」で感激したポイントはここです。まず、なんとアイスクリーム専用冷蔵庫がありました。バニラ、チョコ、ストロベリーのアイスが入っていますがこれらは全て無料です。

続いて冷蔵庫です。ビール、コーヒー牛乳、牛乳、シャンパン、ジュース、ヨーグルトと超充実のラインナップです。これらも全て無料です。さらにまだ続きます。

こちらの水もお酒も全てご自由にお飲みくださいというサービスっぷり。おいおいこんなことがあっていいのか。更にまだあります。

なんとなんとラ・ロシェルのスペシャルなお菓子です。

リンゴとレーズンのクグロフ、ゴマッチャダックワーズ、ホットワイン風味のドフリュイ、栗きんとんのバルミエ、ホワイトショコラのイチゴの紅白サブレ…全部美味しくいただきました。

コーヒー豆もバッチリ揃ってます。

日本茶が飲みたいあなたの為にこんなものも。このミニバーの充実ぶりには驚かされました。10万円前後の宿でここまで揃っているところはなかなか見たことがありません。管理人はこれだけでかなりテンション上がってしまいました。ついて早々に飲み食いしてしまって微妙にお腹が膨れてしまいましたが夕食に続きます。

食事へ

お食事処にはやや長い廊下を渡って向かうことになります。

朝食夕食共にこちらのお食事処でいただくことになります。目の前には自然が広がっていますが絶景と言うわけではありません。ただ、空間の雰囲気はとても良いので落ち着いて食事をすることが出来るかと思います。

あらかじめ注文しておくと特別な一品料理をいただくことも出来ますが、量としてはかなり多いのでよほどの大食漢な方以外は基本コースのみで十分ではないかと思います。

まずは煮あわびです。これが本当に美味しかった。鮑料理がおいしい宿に外れは有りません。

続いて前菜です。管理人はわらび烏賊が気に入りました。

続いて椀物のヨモギ豆腐です。ボリュームは無いのでペロリと平らげてしまいました。

続いてお造りなんですが、これはもう少し種類が豊富であればなと思いました。まあ山の中なのでそう贅沢も言えませんが…。

続いてくもこですがこれだけはなんとも言えない味でした。もちろん好みの問題だと思います。

続いて焼き物です。ぶりの照り焼きが絶品でした。ぜひもう一度食べたいと思える味です。

こちらも美味しかったです。

このあたりにくると少しお腹が膨れてきましたがとにかく美味しいのでどんどんいけます。

こちらはステーキなのですが、これは宿泊時の得点としてついてきたものです。あまり意識していなかったのですが、もし特典がついていなければこれといった肉料理が有りませんでした。ただ、ついていなくても十分なボリュームはあると思います。

ようやくご飯までたどり着きました。おかわり自由とのことでしたが、お菓子にアイスに特典のステーキにと余計なものを食べてきた管理人には不要なサービスでした…。

最後はデザートです。コーヒーと一緒にいただきました。腹も膨れたなと思っていたのですが、部屋に戻ると更に驚きのサービスがあったのです。

部屋に戻るとなんと夜食が届いていました。しかもかなりボリューム有りそう…。

フルーツと稲荷ずしとお菓子のセットです。夕食を食べたあとだったので全部お腹に入れるのは難しい。

更におにぎりまでついてきました。「食」に関するサービスの充実ぶりが半端ないです。と言うか、本来なら一人で泊まるような宿ではないのでしょう…。

夜は川のせせらぎを聞き、酒を飲みながらぼやっと過ごしました。

もちろん、露天風呂にも何度も入りました。夜になると風呂からの景色はこんな感じに・・・。

さて朝食です。大ボリュームだった夕食からの夜食コースでしたが、朝は至って普通の量でした。

焼き魚を選ぶことが出来ます。管理人は鯵のヒラキををお願いしました。

このお味噌汁はかなり美味しい。おかわり出来無いのが残念でした。

食後はコーヒーをいただいて終わりです。

総評ですが、比較的新しい宿ということもあり、ありとあらゆる設備が綺麗で掃除も行き届いていました。そして何よりミニバーの充実ぶりに驚かされました。ドリンク無料は当然としてアイスやらお菓子やらまで揃っているとは珍しい。また夕食のボリュームとサービスたっぷりの夜食にも驚かされたものです。外からはなにも持ち込む必要が無い、まさに究極のぐうたらおこもり宿と言えるでしょう。もちろん周囲の環境も素晴らしく、煩わしい音から逃避することが出来る点もポイントが高いです。管理人は一泊しかしませんでしたが、ぜひとも連泊してみたい宿と言えるでしょう。

施設データ・宿泊料金・アクセス情報

客室数 全11室 / 全室露天風呂付き

チェックイン 15:00 / チェックアウト 11:00

〈泉質・効能〉
泉質 …ナトリウム、カルシウム、塩化物
効能 …打ち身、切り傷

宿泊料金

「朝葱-asagi-」 155240円 (税込)お一人様 1泊2食付

【車】
東京方面から
東名高速「厚木I.C.」より、小田原厚木道路、真鶴道路経由約60分
大阪・名古屋方面から
東名高速「沼津I.C.」より、国道1号、湯河原パークウェイ経由約50分

【電車】
JR東海道本線「湯河原」駅下車 車で約10分

または奥湯河原行きバスにて「奥湯河原」下車(約30分)、上り坂を徒歩5分。

高級宿はどこで予約するべきか?

管理人は「楽天トラベル」か「一休」か「Yahooトラベル」で予約することが多いです。
その他には「Relux」「じゃらん」「るるぶ」などを利用していますが頻度は低いと思います。
楽天を使う理由はポイントプログラムやクーポンの充実、
そして管理人が楽天経済圏に住んでいるからです(モバイル等は使ってませんが…)
一休についてはポイント還元プログラムとダイヤモンド会員特典が気に入っています。
このダイヤモンド会員特典は、冷蔵庫の中身が無料になったり特別なお土産がもらえたりもします。
ただ、Yahooトラベルも独自の経済圏でお得なポイントプログラムが用意されています。
Reluxにも特典がありますし、るるぶやじゃらんもそれぞれ割引プログラムなどがあります。
ただ、このサイトで紹介している様な高給宿に泊まることを考えると、
「楽天トラベル」か「一休」か「Yahooトラベル」か「Relux」のいずれかになることが多いでしょう。

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